2009.3.25刊
A5判上製1024頁 3960円(税込)
ISBN978-4-88059-350-0 C3036
私たちは絶望感に身を委ねるほかないのだろうか。間違いなくそうではない。仮に社会学が私たちに呈示できるものが何かひとつあるとすれば、それは人間が社会制度の創造者であることへの強い自覚である。未来への展望を拓くための視座。
1999.11.25刊
A5判上製460頁 4400円(税込)
ISBN978-4-88059-264-0 C3036
冷戦が終結したからといって、戦争のない時代を人類は迎えることができたわけではない。必要なのは、政治的暴力にたいする新たな批判理論の構築である。本書は、近現代の政治的暴力の根源を問う好著である。
2000.8.25刊
四六判上製304頁 2750円(税込)
ISBN978-4-88059-270-1 C3036
ウェーバー、マルクス、デュルケムに始まり、パーソンズ、シュッツ、ガーフィンケル、ガダマー、ハーパーマスにいたる、錯綜した社会理論の潮流を鳥瞰、デュルケムの提示した方法規準に対峙する注目の著作。
1995.7.5刊
四六判上製304頁 2750円(税込)
ISBN978-4-88059-208-4 C3036
現代社会では、人はつねに自己変革を遂げざるをえない。それゆえに、現在進行中の性革命──女性たちが引き起こしてきた感情革命が、既成の男性中心社会に、いかなる変容をどのような意味でもたらし始めたかを問いかける。
1993.12.25刊
四六判上製256頁 2750円(税込)
ISBN978-4-88059-181-0 C3036
「これから私が展開するのは、文化論と認識論を加味したモダニティの制度分析である。その際、私の意見は近年の多くの議論とかなり見解を異にするが、それは、互いに正反対の点を強調しているからである」(序論)。
1997.7.25刊
四六判上製416頁 3190円(税込)
ISBN978-4-88059-236-7 C3036
モダニティ分析の枠組みとして「再帰性」概念の確立の必要性を説く三人が、モダニティのさらなる徹底化がすすむ今の時代状況を、政治的秩序や脱伝統遵守、エコロジー問題の面から縦横に論じている。
2001.9.25刊
四六判上製368頁 2750円(税込)
ISBN978-4-88059-280-0 C3036
1970年代初めから98年(本書刊行年)までのギデンズの思索を網羅するインタビュー。古典社会学の創始者とのやりとりに始まり、「再帰的モダニティ」の概念に基づく世界政治の実態についての見解まで、明晰かつ簡潔な表現でとことん語る。
2002.12.25刊
A5判上製352頁 4180円(税込)
ISBN978-4-88059-296-1 C3036
《今日では、左派と右派の区別はまったく存在しない》というギデンズは、モダニティが意図せずに育んできた「害悪」を克服するための社会的理念の検証と提示を本書で展開している。